マサッチ@左利きフリーランス 〜田舎で稼ぐ〜

南アルプス市の山間部に移住。田舎で稼ぐビジネスモデルをコンセプトに日々奮闘中。


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M(仮名)〜完璧な人妻〜2

今日は、朝から上機嫌のM。

 

昨日もらった、剛のメッセージに恋人との初デートにドキドキする乙女のような表情となっている。

 

まだ、剛は風邪が完治していなのだが、熱も下がりほとんど咳もなく調子がいいというメッセージをもらったM。

お昼何が食べたい?というMからの質問に剛は唐揚げが食べたいとリクエストがきたのである。

 

男性に対して、こんなドキドキした気持ちはいつぶりだろうと考えながらも「美味しい」っていってくれるかな〜などと不安と期待を胸に剛の家へと向かった。

 

剛は、ちょうど家の中の空気を入れ替えるために窓をあけ、デスクの椅子に座ってなにやら仕事をしている様子をMは車の中から確認した。

 

風邪がよくなったんだと、ニコニコしながら車から降り唐揚げとサラダ、卵焼きなどお弁当をもってどこか行くのかというくらいの荷物をもって家の方へ歩いていった。

 

それに気づいた剛は「いらっしゃい」と声をかける。

 

あの日以来に会う二人。

 

Mはふと、あの日を思い出し顔を少し赤らめ俯き加減になってしまう。

 

 

 

剛は、そんなことおかまいなしに「どうぞどうぞ」と室内に招き入れる。

 

ドキドキするMを横目に、キッチンに消える剛。

 

何やらカップに注ぎ込む音だけ。

 

その音が止み、コーヒーの香りとともに現れた、剛にコーヒーを渡された。

 

お昼にはまだ少し早い。Mは緊張して言葉が出ない。

 

剛は、いつもの優しい表情と優しい声のトーンで言った。

 

「毎日は会わない」「来る前に連絡」「どんな状況に遭遇しても気にしない」

 

「この3つを必ず守ってください。」といい

 

Mはビックリしながらも、剛の顔を見てうなずく。

 

なんで毎日は会えないのか?明日は違う誰かが来るのか?などの言葉が頭の中をグルグルしているMの頭を優しく撫でるように剛は手を置いて。

 

コーヒーを片手に、仕事をしていたデスクに戻った。

 

デスクの上にあるノートパソコンを閉じながら剛はMに

 

「お昼ご飯にしましょうか」と声をかける。

 

慌ててご飯の準備をするMにそっと剛はキスをする。

 

Mは真っ赤な顔になりながらもせっかく作った唐揚げを落とさないように必死で冷静にいるようにしてテーブルに並べ始めた。

 

剛はそのようすを見ながら、「せっかく天気が良いのだから景色の良いところにしましょう」とMに言った。

 

2階に案内され、剛が指差した方を見ると甲府盆地が一望できそして目の前には富士山が見えるすばらしい景色が広がっていた。

 

そこに長椅子を剛が置き、「室内だけどピクニック気分になれるよね」とMに伝え、Mも大きく「うん」とうなずいた。

 

何を話すことなく二人は景色とお昼ご飯を楽しむ。

 

そんな時間がMにとって、すごく恋人同士の甘い時間に思えた。

 

明日は会えないのかーと思いながら景色を見ていると

 

剛はMに対して「もっと自分らしくしてごらん」「そんな時間を作ってみたらどうかな」とつぶやいた。

 

3つの約束もだけど、剛のつぶやいたことが気になり夫のいない食卓で子供たちを見つめながら「自分の時間かー」「子供が保育園いっている時間くらい好きなこと見つけようかな」と心の中で何度も繰り返しつぶやいたM。

 

明日は会ってはいけない。でも明後日は会える。

 

そう思いを巡らしたMだった。